木工家具工房 Bo-NEN WOODWORKING

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2005年 秋

2005年10月30日(日)
門出

今日は秋晴れの中、テーブルの納品に出掛けてきました。昨日は雨だったので天気が心配でしたが、さっぱり青空が高く広がる秋最後の日曜日でした。


楢とブラックウォールナットの木で出来たテーブルは、その第2の人生(木生?)を歩むことになります。立木であった第1の人生、切り倒されて製材し生活の道具として生まれ変わった第2の人生。今日はその門出の日となりました。また、お届けした家庭でも新たな家族を迎え入れていただき、これから素敵な食卓を日々綴っていってもらいたいと願うばかりです。私の手がきっかけとなり、2つの変化が起きたことに感謝するとともにその責任の重大さを再認識する日となりました。夕日を浴びて、これからも気を引き締めて頑張っていこうと改めて心に誓いました。


納品は知り合いから軽トラをかりて出掛けたのですが、路面の衝撃がモロ伝わってくるんですよね。おかげで、ちょっと腰が痛くなってしまいました。もう、若くないのかな・・・

2005年10月25日(火)
晩秋

今日は下限の月が綺麗に見えました。いよいよ秋も残りわずか・・・つい最近まで半袖でがんばっていたのですが、ここの所は長袖を着ないとめっきり寒く感じるようになってしまいました。「秋深まる」といった感じです。


近くの公園には落ち葉が舞い始めています。クヌギの木のどんぐりもたくさん落ちており、ついついどんぐり拾いに夢中になってしまいます。そういえば、今年はまだ栗きんとんを口にしていないなぁ〜・・・


今日は製作中のテーブルにオイルを塗りました。丹精込めて創り上げた作品に、最後の仕上げを施します。オイル仕上げの独特の風合いが、作品に奥行きを醸し出してくれます。私の好きな時間の一つです。

2005年10月17日(月)
パワー復活!!!

昨日は素晴らしい秋晴れだったのですが、今日は一転して雨模様。期待していた満月も、残念ながら拝むことが出来ませんでした・・・写真は昨日の夕方、空をボーっと眺めていたときの模様です。なんだか、気持ちのよい時間でした。


私の工房は決して大きくないので、木屑はポータブルの集塵機で吸っています。近頃、木屑の吸いが甘くなってきて、とうとう今日全く吸わなくなってしまいました。まぁ、これは集塵機が木屑で一杯になったのだろうと中を空けてみてビックリ!ギュウギュウに木屑がタンクの中に詰まっており、「これじゃぁ、吸わなくて当たり前だなぁ〜」と感心してしまいました。粉塵と戦いながら、しっかりと掃除をして再度セットアップ。早速スイッチを入れると物凄い音が鳴り響き、吸引口を床に当たるとガンガンに屑を吸い取っていきます。「これだよ、これっ!」と思いながら、ついついそのバキューム力に酔いしれながら、工房を隅々まで綺麗にしている自分がいました。あぁ〜、気持ちいいっ!

2005年10月13日(木)
事件発生?

今日は月齢13日、上弦の月を2日ほど過ぎた少し丸みを帯びた月がかすれた雲の中から煌々と輝いていました。さすがにここの所、夜な夜な工房から家に戻る帰路では上着がないと肌寒い時期になってきました。もう、そんな時期なんですねぇ〜・・・近くの田んぼでは、お米の収穫が終わり藁を束ねている姿を良く見かけます。この時期になると、私の愛読書のひとつである「わら一本の革命」という本を思い出します。この本を読んで、「輪廻転生」と言う言葉が体で納得できた気がします。最近は改訂版が出版されたらしく、本屋でも並んでいるようです。秋の夜長のお供に、オススメです!


今日、Yahooを見ていてふと検索キーワードに”bo-nen”と入力したら検索結果のトップに我がサイトが登場しました!今までは、何やら訳の分からないサイトがトップだったのですが、いつの間にかその座を奪ったようです。これには正直嬉しくなり、おもわずガッツポーズをとってしまいました。これで我がサイトを人に教えるときは、”bo-nen”のキーワードで出てくるよと言うことが出来そうです。おかげで今日は気分良くビールを頂き、気持ちよく布団に入れそうです。

2005年10月11日(火)
疲れたぁ〜!

覚王山参道ミュージアム、参加してきました。木生のKaToU氏より話を持ちかけられ、準備期間が3週間。怒涛の時間が過ぎ去り、午前中は後片付けやがんばってくれた道具たちの仕込み等に時間を使いました。工房の中も一度整理整頓し、秋の空気を感じながら飲むコーヒーが妙に美味しく感じられました。


ワークショップの方は結構いい反応があったように思います。今回、木の香りを楽しんでもらうという企画もやったのですが、意外に年配の方も「こんな香りがするのですねぇ〜」と感心してもらいました。木生のKaToU氏はロクロ体験をおこなっており、すぐに予約で一杯になってしまうほどの盛況振りで、休む日まもなく汗を流して頑張っていました。私は箸置き削り体験を担当していたのですが、こちらはぼちぼちと来ていただいたので結構楽しく対応できました。こだわりの作品をつくって頂き、満足していただいたと思います。


工房の玄関の前に金木犀の木がありました。風に乗ってあの香りがぷぅ〜んと漂ってくるのですが、また来年この香りがしてくると今回のことが頭の中によみがえって来そうです。さぁ、今日からまた制作活動に没頭するぞ!

2005年10月5日(水)
きょうは三日月

あれっ、気が付けば新月を過ぎてもう三日月の日になっていました。(残念ながら雨降る夜になり、三日月はお目見えしませんでしたが・・・)最近すっかり忙しくなり、ちょっと余裕がなくなっていたのでしょうか・・・いよいよ長月、晩秋となります。


いよいよ覚王山参道ミュージアムまであと4日になりました。今回のイベントではワークショップ形式をとっており、あまり慣れていないせいもあり準備でバタバタです。でもきっと、この苦労は当日には喜びに変わっていることを信じて、今はただガンバルのみです!!!


2005年9月25日(日)
謎の石像?

つい先日が満月だったと思いきや、きょうはもう下限の月となっていました。今日は台風の影響か、強い風が吹く1日でした。おかげで、遠くの景色が良く見えました。とは言え、冬場に覗かせるアルプスの峰の姿はさすがに見れませんでしたが・・・


今度、覚王山で行われる「覚王山参道ミュージアム」というお祭りにワークショップを木生の加藤氏と合同で出店することにしました。題して「木の魅力を探るワークショップ(仮)」です。多くの人に何かを感じて欲しい、その思いを表現する為に加藤氏と共に日々検討を重ねています。写真は、先日覚王山でミーティングを行った際に見かけた石像です。きっとこの石像も、私たちに「がんばれっ!」と言ってくれていることでしょう・・・


今日は愛知万博の閉幕式でした。結局、私は1回しか行くことが出来ず、万博のテーマ「自然の叡智」を堪能することは出来ませんでした。この辺のことは、もし機会があれば万博のスタッフや関係者の方とお話できたらなぁと思っています。きっと何か発見があるハズです、スタッフの方のご連絡をお待ちしています!

2005年9月19日(月)
まんげつ

昨日のお月さんは見ましたか?毎月、同じ丸い月を見ることは出来るのですが、昨日は何故だか丸い姿を見たとたんに「でたぁ〜!!!」と叫んでしまいました。ちょっと、大人気ないです・・・


たまに、何をやっても上手くいかない日というのがあります。自分でも、嫌になるくらいの時もあります。昨日はそんな日でした。そんな時、夜空にぽっかり浮かんだ中秋の名月を眺めると、心が落ち着いてくるのが分かります。気分一新、砥石に向かって鉋の刃を研ぎます。いつもより少し多めに時間を掛け、鉋に刃を仕込みます。少し長めの材に鉋をあてると、きれいな鉋屑がシュルシュルと泳いでいきます。「最高っ!」この快感だけは、何回やってもたまりません。まんまるお月さんに助けられ、すっかり気分良くなってしまいました。結構、自分は単純かも・・・

2005年9月17日(土)
秋晴れ!

今日はさわやかな秋の風が吹く過ごしやすい1日でした。ちなみに、明日は満月です。そう、「中秋の名月」となる日です。今日も夜空にぽっかり、ほぼまん丸の月が雲に時々隠れながら、きれいな輝きを見せていました。明日の天気が気になるところですが、明日は月を楽しむ準備をしたいと思っています。


人は誰しも、何か新しいことを始めると必ず苦労します。何故でしょう?新しいことを始めると、当然今まで知らなかったことが見えてきます。この新しい知見が増えるというのがクセモノで、知ってしまうが故の困難の数が増えてしまうのでしょう。だから、苦労してしまうのです。


でも、この「苦労」「困難」という文字を「試練」と置き換えてみたらどうでしょうか?きっと、「苦労」「困難」を感じるようになったら次のステップが見えている状態なんだと思います。だから、この「苦労」「困難」を乗り越えれば確実にレベルアップできるはずなんです。そういう意味で「試練」なんだと思います。


ちょっとカタイ話になってしまいましたが、こんなことを思う今日この頃です・・・

2005年9月8日(木)
今さらデビュー!!!

今日は愛知万博に行ってまいりました。今さらですが、初体験だったのです。閉幕まであと2週間ちょっとですが・・・火・木は比較的すいているという地元情報(あやしい?)を頼りに本日決行だったのですが、蓋を開けてみれば入場者数19万人で、ちっとも少なくありませんでした。(むしろ、多い!!!)初めて行った自分には比較対照がありませんので、「まぁ、こんなものか・・・」と思うしかありません。


会場まではリニモで移動。親方の助言を思い出し先頭車両へ。加速感が意外と強く、トルクが太い感じです。振動も少なく、「おぉ〜!」と一人で感動していました。ただ、ちょっと難を言えば減速時の衝撃感がいまいちでした。多分、ブレーキを緩める度合いが良くないのだと思いますが、ここが改善されるとスゥーっと加速し、スゥーっと減速する気持ちのいい乗り物になりそうです。今後に技術向上に期待することにします。


会場に着いてからは、メジャーどころのパビリオンは避け、外国館を中心としたマイナーパビリオン(失礼かな?・・・)を中心にまわりました。スリランカ館の黒ビール、腰の強い味がGOOD!です。トルコ料理店のケバブ、微妙な味のハーモニーがこれまたGOOD!です。パビリオンが人でいっぱいなので、各国の料理を楽しむ作戦で楽しみました。作戦成功!!!


今回の万博のテーマは「自然の叡智」だったと思います。細かいところではいろいろとやっているのですが、なんか全体的には「どの辺が、自然の叡智???」と感じてしまいました。1回目の初心者&おのぼりさん状態だったからかもしれませんが、そういう意味ではちょっと期待外れでした。今回足を伸ばせなかった、森のゾーンを訪れるとまた違った感想を持つかもしれません。是非、行ってみたいものです・・・もう無理かな?

2005年9月3日(土)
無花果の木

いよいよ文月も今日で終わり、明日からは葉月となります。明日の晩は新月になりますので、雲が無ければきれいな星空を仰ぐことが出来るかもしれません。楽しみ、楽しみ・・・


今日、何気なく歩いているとイチジクの実がなっているのを発見しました。工房から徒歩3分のところです。今まで全く気付かなかったのですが、実がなって初めてイチジクの木だと認識しました。意外と知らないことって、身の回りにいっぱいあるんですよね・・・今日は荷物が届きました。中身が何かは分かっているのですが、開封するときってワクワクしますね。これって、宣伝でストーリーや結末が見えているにもかかわらず映画館に足を運ぶ感覚と似ているのでしょうか?突然ですが、そんなことを思う日でした。

2005年8月24日(水)
秋の気配

ここのところ、はっきりと秋の足音を感じられるようになりました。早蒔きの米はもう、穂を実らせ始めました。空もなんだか、高くなったように思えます。そして、迫り来る台風・・・今日は遠くで猫が鳴いています。(関係ないか・・・)


楢の木をここのところ扱っています。楢の木を削ると少し乾いたような独特の香り(臭い?)がするのですが、自分はこの香りが気に入っています。工房の中も楢の木の香りで立ち込めるのですが、その香りが体に染み付くのか、先日友人に「なんか臭いよ!」と言われてしまいました・・・「えっ、この香りが臭いの???」なんか、ちょっとだけショックでした。でも、違う日に会った方はとても気持ち良さそうにこの香りを堪能していました。(私の体ではなく、工房に立ち込める香りを)きっと木が好きな人には分かってもらえると想います、この香りを・・・

2005年8月20日(土)
ハイポトニック???

今日は夜空に見事な満月が浮かんでいました。最近では夜に自転車を走らせると、Tシャツ・短パンでは肌寒く感じることもあります。昼間、車の窓を開けていると聞こえてくる蝉の鳴き声も、一時のパワーが無くなってきた気がします。夜、窓を開けていると外からはいつの間にか「鈴虫」の鳴き声が聞こえるようになりました。明日からは文月(初秋)も後半戦、もう秋はそこまで来ているようです。


最近知ったことなのですが、最近「ハイポトニック」飲料なるものが出回っているそうです。「ハイポトニック」???という方もいらっしゃると思いますが、これは体液に比べて低い圧力(浸透圧)でも体内に浸透するモノだそうです。聞き覚えのある言葉に「アイソトニック」飲料があると思いますが、これは体液と同じ圧力で体内に浸透するモノだそうです。アイソトニック飲料といえば、ポカリスエットやアクエリアスなどがお馴染みではないでしょうか?


さて、この「ハイポトニック」ですが、「アイソトニック」と何が違うのでしょうか?どうも糖質濃度の違いみたいで、糖質濃度が8%程度のものが「アイソトニック」、2.5%以下のものが「ハイポトニック」となるようです。「えっ、それだけの違い?」と口に出してしまいそうですが、それだけのようです。要は、「アイソトニック」飲料を水で薄めれば「ハイポトニック」飲料になってしまうわけです。なんだか、わざわざ同じお金をだして「ハイポトニック」飲料を買うのがバカらしくなってきてしまいますね・・・ちなみに、運動する前はこれから使われるエネルギーの供給の為にも「アイソトニック」飲料が適しており、スポーツ後のように汗をかいた後は体内の水分補給の為に「ハイポトニック」飲料が適しているそうです。

2005年8月16日(火)
盆明け

いよいよ盆明けとなります。暑さも盆までとはよく言いますが、ここのところ朝晩は涼しくなってきました。陽が落ちるのもだいぶ早くなってきて、夜の作業がだいぶはかどる様になって来ました。とは言え、日中はまだまだ暑い日が続きます。先日のキャンプで撮ってきた、冷たい水の川の写真で気持ちだけでもクールダウンしてください・・・


この時期の鉋がけは汗との戦いです。サウナにでも入っているかのように、湯水のごとく汗が吹き出してきます。しばらくすると、もう汗も出なくなるのですがここで放っておくと体の水分が少なくなってくるせいか、体温が上がってくるような感じがします。ここでお茶をゴクゴクと飲むと、体の中にすぅーっとしみ込んでいきます。体が生き返る瞬間です。そしてまた、汗との戦い・・・最後は鉋屑をほうきで集め、作業場をきれいにして終了。なんだかとても気持ちのいい瞬間でもあります。

2005年8月11日(木)
たなばた


焚火の写真です・・・

先日まで、三重県御在所岳の麓にあるキャンプ場にってきました。夜はやっぱり、「焚火」。パチパチと静かに燃える薪を見ながら、ゆっくり過ごす夜の時間がたまりません。涼しい空気に慣れてしまったせいか、こっちに戻ってきてからは少々寝苦しい感があります・・・


今日は旧暦で、7月7日 七夕の日になります。昔は盆行事の一環として七夕祭りが行われていたそうで、地元安城の七夕祭りも8月5・6・7日(新暦)に行われています。そんなことを思いながら星空を眺めようと夜空を仰いで見ましたが、今日は残念ながら雲が出ているようで星を見ることは出来ませんでした。まぁ、キャンプ場でゆっくり星を眺めてきたので、よしとしましょう。とは言うものの、キャンプ場では、どの星がベガ・アルタイルだか分かりませんでしたが・・・

2005年8月6日(土)
たまやぁ〜

いよいよ旧暦では昨日から文月(7月)に突入、「秋」来たり です。とは言え、まだまだ暑さが厳しい日が続きます。特に、陽の角度のせいか夕方の暑さは特筆モノです。今しばらくの辛抱でしょうか・・・


今日は地元の花火大会がありました。規模はそんなに大きくないですが、見学場所から打ち上げ場所まで数十mという近さなので、迫力はあると思います。早々に陣取っておき、日が暮れ始めた頃からビール片手に現地に赴き、涼しい風が吹き始めたら「プシュッ!」と乾杯です。去年は花火大会の途中から、北風に乗って厚い雨雲がおしよせてきて花火も見ごろというところでどしゃ降りの雨に見舞われました。今年は、昼頃に強い雨が降りましたが、花火大会は無事晴天の中終了しました。どうやら毎年、この時期は大気が不安定になりやすいのでしょうか・・・